∇花∇16～17世紀李朝時代中期 高麗御蔵堅手茶碗 熊川形の絵堅手茶碗
大和郡山藩主柳沢保光(尭山)銀粉字形書附箱・古筆了任鑑定二重箱入



～商品詳細～ ～ 李朝初期～中期に焼かれ、我が国で侘び寂びに適う茶陶として持て囃されました。
およそ16～17世紀頃、李朝時代中期に焼成された高麗御蔵堅手茶碗です。
添えられた塗箱には、茶の湯を通して大名茶人として名高い松平治郷(不昧)や酒井宗雅、徳川治宝らと親交を結び、郡山石州流を興した大和郡山藩三代藩主【柳沢保光(尭山)】(1753-1817)による「於久らかた手(御蔵堅手)」の文字が銀粉字形にて記され、これを二重箱にて江戸古筆家十三代【古筆了任】がしっかりと極めています。
堅手釉を掛けた上で金気釉にて絵を描いた“絵堅手”の一碗で、堅く焼き締まった半磁器質の素地に白釉を掛けた上で胴部に釘彫りし一筆を描き入れており、鉄錆のような色合いの釉が純白にも近い釉肌の中できりりとしたアクセントとなり心地よい緊張感をもたらしています。
全体に厚手に造られた器は椀なりに端反りが見られる熊川茶碗の特徴を持ち、ふっくらとした胴から丸みのある腰にかけては鋭い轆轤目が廻り、端正な切高台の内には細やかな縮緬皺が現れています。
広い見込や裾には針穴のような小さな孔が点々と現れ、長年の使用によって染み込んだ茶渋と共に侘びた景色を創出しており、また僅かに赤く呈色し、陶工の指痕が点在する裾の荒々しい表情も実に魅力高く、凛々しくも気品に満ちた抜群の釉調と立姿に大いに魅了されます。
高麗茶碗の名品と言って差し支えないでしょう！静謐さの中に迫りくる迫力を感じさせる、本当に素晴らしい秀碗です。
柳沢保光銀粉字形書附箱・古筆了任鑑定二重箱、仕覆添え。(箱のソゲや仕覆の破れ等、それぞれ相応の経年感あり)
是非この機会をお見逃しなく！
～商品詳細～ ～ 見込に貫入が御座いますが素地の貫通はしておりませんのでご安心下さい。長時間水を張り確認致しましたが、現状では水漏れは御座いません。

【サイズ】 口径：約12.6cm 高台径：約5.7cm 高さ：約8.4cm

【重量】


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